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柊研究所の備忘録

絵を描くことと考え事をすることが好きな研究者です。

男はいつ父親になるのか?

第10回は『父親になるタイミング』について書きます。

 

つい先日子どもが生まれて妻と二人、初めてのことに毎日奮闘しながらも楽しく過ごしています。

 

そんなときふと思ったのが、

『人はいつ親になるのだろうか?』

ということです。

 

女性の場合は、出産にともない体に変化があり、生まれた瞬間からママになっているような気がします。

 

でも、男性の場合はどうなのでしょうか。

 

僕の場合は、妻と子が退院して最初の1週間で徐々に父親の自覚が出てきました。

 

幼い子どもが家にいると、生活は一変します。

 

おしっこ、うんち、おっぱい、30分毎に訪れるイベント。

 

最初は慣れない手つきだったのが、何度も何度も繰り返しているうちに、頭の中が子どものことで満たされていきます。

 

あ、ちょっと微笑んだ。

 

あ、さっきと違う鳴き方。

 

あ、手を握る力が少し強くなった。

 

ミルクを飲む量が増えた。

 

少しうんちの数が少ないな。

 

おっ、変顔を覚えた。

 

ひとつのことにこれだけ時間をかけてゆっくりと接して、考えることって大人になるとなかなかないことです。

 

この贅沢な時間が少しずつ自分を父親にしていくのかなと思いました。

 

今日は最初に読んであげた絵本を載せます。

まめまめくんの気ままさが良い感じです。

 

まめまめくん

まめまめくん

  • 作者: デヴィッド・カリ,セバスチャン・ムーラン,ふしみみさを
  • 出版社/メーカー: あすなろ書房
  • 発売日: 2016/10/24
  • メディア: 単行本
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ディープワークをつくる方法

第9回は、前回に続き『ディープワーク』について書きます。

 

 

----- 前回の記事はこちら-----

ディープワークに集中するために。 - 柊研究所の備忘録

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前回は、ディープワーク(自分のやるべき深い仕事)の時間をいかに確保するか、について書きました。

 

もうひとつ重要なこと『自分のディープワークをどうやってつくるか』です。

 

いくらディープワークの時間を確保しても、そもそも自分のディープワークを持っていなければ、時間をかけるべき対象が見つからない。

 

どうやってつくるのが良いのか、それが仕事でも私生活でも、、

 

僕が重要だと思う事は、

 

 

偉人をマネすること

 

 

マネすると言われるととても悪いようにとられるかも知れません。しかし、多くの場合、最初の一歩はマネから始まります

 

初めからクリエイティブな仕事はできません。自分の身の周りの、もしくはその分野の一流の人で、最も感銘を受ける人の魅力的な仕事の仕方をマネてみる。初めのうちは見よう見まねで、そのうち、何人かの人のやり方を組み合わせて。

 

そうしていくうちに、一見すると関係の無い遠い分野のものでも思わぬ活用方法があることに気がつきます。例えば、ピカソの絵の描き方を電化製品の開発に活かすとか。

 

元のアイデアから離れた分野での応用例は、マネであってもオリジナリティ溢れるアイデアとなり、元が一流のアイデアなので広く活用しても廃れにくい。

 

大事な事は、(これは、僕の恩師からの受け売りですが、)常に『これは僕の仕事に使えないだろうか?』という問いをし続けること。

 

単純だけど難しいです。日常の生活は実は発見に溢れています。僕たちの過ごしている日常は、先人たちが積み上げたイノベーションの成果なのですから。当たり前の事であればあるほど、日常に溶け込んだすばらしいアイデアなんだと思います。

 

そんな視点で毎日を過ごしてみるとふとしたところから、ディープワークをつくるヒントがでてくるかもしれません。

 

 

大事なことに集中する

大事なことに集中する

 

 

 

ディープワークに集中するために。

第8回は、『ディープワーク』について書きます。

 

最近聞いたPodcastのRebuildという番組で、ゲストのTaro Minowaさんがこの『ディープワーク』という本を進めていました。実は僕はまだ読んでいないのですが、この本の内容を聞いてとても興味を持ったので思ったことを書いていきます。なので、僕の考えです。

 

 

 

そもそもディープワーク(深い仕事)とは何なのか、

 

 ディープワーク:

専門性が高く時間をかけて行くことでそのクオリティが上がって行く仕事

 

 

それと真逆なのがシャローワーク(浅い仕事)

 

シャローワーク:

比較的誰でもできてしまう、もしくは短い期間で習得できてしまう仕事

 

という定義なのだそうです。

 

僕ら研究者は、(おそらく研究者でなくても)このディープワークの時間をいかに確保するかで仕事のクオリティが変わってくるのだと思います。

 

 

思い返してみてください。

 

 

仕事を始めて間もない頃、少しでも仕事が欲しくて、少しでも役に立ちたくて何でも手を出して、貰った作業を100%以上で返すことに集中したはずです。

 

でも、時が経ち、スキルを持ち、人脈も広がってくると、『ちょっとお時間良いですか?』の一言でシャローワークが一つまた一つと増えていき、いつの間にか、自分が最も時間をかけて取り組みたいディープワークにほとんど時間を裂けていない、なんてことになってしまう。

 

考えてみると、僕の周りの優秀な方々は、いろんな方法でこのディープワークの時間を確保していたように思います。

 

僕の考えるディープワークの時間を増やす8つの方法を紹介します。

 

1. 会議に出ない人

ビジネスマンとして、決して印象のいいこととは言えませんが、ある3人以上の会議や自分がいなくても進むような会議には出ない。

 

 2. 電話に出ない人

重要な電話なら何度もかかってくる、もしくは、メールも同時にくると考えて、コミュニケーションツールを遮断する。

 

3. 仕事の時間をずらす人

朝一番に来てディープワークを行う。人がいない時を自ら創り出す。

 

4. 近道を探す人

 その仕事をいかに早く終わらせるかだけでなく、その仕事をやらない道も同時に探す。

 

5. 外に任せる人

自分以外の誰かに仕事を任せる人。もしくは、社外に外注する。

 

6. 標準化する人

自分しか出来ないことでもシステムをつくり誰でもできる仕事に変える。

 

7. ディープワークの時間を決める人

この数時間はディープワーク、という風に決まった時間を必ず確保する。 

 

8. ルールをなくすことが出来る人

社内で決めたルール、作るのは簡単だけど無くすのは難しい。それをやめてルーチンをひとつでも減らす。

 

 

 

 常にネットでの繋がりがある昨今、ディープワークの時間を確保するのは、昔よりも難しくなってきていると感じています。

 

だからこそ、時間をかけた職人技は希少であり価値のあるものです。

 

自己満足と言えばそこまでですが、自己満足なしには、イノベーションは生まれないのも事実です。

 

今回は8つの例を紹介しました。

重要な事は、『自分がやるべきディープワーク』を持っている事です。そして、それに出来るだけ時間を割くこと。

それだけで、1年の成果が確実に次の10年に繋がります。

 

最後に本の紹介です。

僕も後で読んでみます。

 

記事の続きはこちら

ディープワークをつくる方法 - 柊研究所の備忘録

 

 

大事なことに集中する

大事なことに集中する

 

 

 

 

自分だけの定規

第7回は、「常識」についてです。

 

先週、ついに子どもが産まれました。

1日がすごく長く毎日が発見の連続です。

そんな生活の中で、ふと思ったことです。

 

第一子ということで、わからないことだらけ。本やネットで調べたり、いろんな先輩パパ・ママさんや病院の先生に話を聞いたりしました。

世の中の常識や一般論を一生懸命さがしていました。

でも、結果は。。

 

・初産は予定日になっても産まれないもの

予定日よりだいぶ早く産まれた。

・初産は時間がかかるもの

朝病院に着いて昼に産まれた。

・生まれる前に胎動は鈍くなる。

生まれる瞬間まで元気に動き続けた。

・赤ちゃんはなかなか寝つかない。

→  ぐっすり寝てなかなか起きない。

 

そんなこんなで。

常識ってとてもためになるけど、一方で、

 

こういう人が多いですよ。

 

ということを言っているのであって、

 

「みんなこうですよ。」

 

と言ってるわけではない。

当たり前のことなのですが、常識を個人に当てはまるのは少し変なことなのです

 

だから、他から得た情報は大事にしつつも、自分が経験したことを測るための『自分だけの定規』をつくることが大切。

 

その定規を丁寧につくっていくと、その人の話す言葉や行動には、きっと説得力が備わります。

 

『この人はどんな定規をもっているだろう。』

という目線でみてみると、著名人や友人、身の回りの人の魅力が違って見えてきます。自分自身がどんな定規をもっているか、それを見つめなおしてみると、強みが見えてきます。

 

ぼくは、『難しさを測る定規』をもっています。それのおかげで、複雑な事柄をシンプルに話すことが得意です。その話は機会があったら。

 

これから、夫婦力を合わせて少しずつ家族の定規をつくっていきたい。

 

そんなことを思った育児休暇でした。

 

終身雇用の終わりはゆっくりと。

第6回は、『終身雇用と成果主義』についてです。

 

終身雇用とは、年齢とともに給料や待遇が良くなっていく制度で、その結果、ベテランさんは働きよりも多くの給料を貰い、若手は、そのベテランさんの分まで働く、そんな制度です。一見するとベテランさんを支えるのが難しそうで不公平な制度ですが、高度経済成長の時には、それでも、ベテランさんを支える若手の数が年々増えていくので、割とサステナブルな制度でした。

 

必ずしも企業の成長が約束されない今、働き始めてからリタイアするまで、ずっと同じ会社に所属して年齢とともに出世していく終身雇用は少しずつ衰退して若手でも能力次第で評価される成果主義に変わってきています。身の回りをみても中途入社の若手で出世している人や転職を理由に退職する人が随分と増えたような気がします。

 

でも、時代に即した成果主義を一生懸命うたってみても、それが歴史のある会社であればあるほど、変えることは難しいです。

 

年齢を重視してしまったり、

社歴を重視してしまったり、

ポジションから離れることが出来なかったり、

残業時間を評価してしまったり、

 

今を生きる人たちにとっての過去の悪習は、それを大事にしてきた人たちにとっては成功の秘訣であり、文化なのだと思います。

 

だから、簡単には変えられない。変えられないからこそ、成功を収めた企業が次の成功の波に乗り遅れて新しい企業が現れる。

 

そんな感じで、終身雇用の終わりはゆっくりと確実に訪れている。

 

時代が変わるのを待つのではなく、自分でその環境に飛び込んだり、環境を創り上げること、それがきっと、この流れの速い世の中で心豊かに過ごすための生き方なのかなと思います。

参考書は3万円分くらい買ってもいい

第5回は、「参考書」について書きます。

 

学生時代、僕はとてもケチでした。

それは、自動販売機でジュースを買うのも躊躇うくらい。

 

大学受験に向けて勉強を始める頃、参考書を選ぶにも、値段をみながら安くて良いものを探していました。

 

そんなとき、父からこんなことを言われました。

 

参考書のお金は自分で払いなさい。

ただし、無事に志望校に合格したら、3万円分までなら、出してあげる。

 

もともと参考書は自分のお金で買うつもりでしたが、この約束をしたことで、楽観的だった僕は、

 

受かれば返してもらえるなら、ケチってしょうがない。お金は気にせずいろいろ買ってみよう。

 

と、気になった参考書は片っ端から買っていきました。パラパラと進めてみて、感銘を受けた参考書は最後まできっちりと進め、それ以外は、買ったまま、ただ気になるページをつまみ読みしただけでした。

 

読んでいくと、参考書によって、自分との相性や情報量、考え方まで、全く異なることがわかりました。慣れてくると、目次を読んだだけで、「この著者はこういう考えで説明したいんだな。」という本の流れまでわかってくるのがとてもおもしろい経験でした。

 

これは、僕にこの後の学び方の指針を示してくれました。

 

学ぶときは、ある『本をどのように』読んでいくかはそれほど重要ではなくて、『どの本』を選ぶかの方が遥かに重要であること。

 

結果は無事に合格でした。

3万円も少し超えてしまいました。

でも、それ以上に得たものが大きかった受験でした。